2010/02/28

ドーサ、ドーサ、ドーサ!


Dosa/Dosai : ದೋಸೆ

南インドに住んでいた私はドーサの大ファンである
これがあるから南インドに住んだと言っても過言ではない

米とウラド豆(ケツルアズキ)から作るドーサは、カリっと薄焼き~ふわふわの厚焼きまで、見た目もトッピングも色々。
2種類のチャトニーとサンバル(豆と野菜のスープ)が添えられて出てくる

やさしい味で飽きがこないし、何よりセットのチャトニーが好きで、週3~4日はお昼に食べに出てたなぁ。
行きつけの立ち食い食堂で1皿Rs.15~Rs.25だったか。
今思えばなんつー安ウマでありがたいランチだったのだろう!

というわけで

懐かしさのあまりドーサを作ってみた。
ウラド豆が手に入らなかったので、ムング豆を使った発酵なしのレシピの覚書です。

**Recipe**
ムング豆のドーサ(Pesarattu)

材料(3人分)
ムング豆  1.5カップ
米(できれば長米種)  2カップ
 ☆ 今回は半量を冷やご飯使用
*チリパウダー  小さじ1/2
*カレーリーフ  2枚
 ☆ 切らしてたのでローリエで代用(爆)
*アサフェティダ(あれば)  小さじ1/2
*塩  小さじ1

オイル  少々


作り方
1. 前の晩にムング豆と米を別々に洗い、ひたひたより大目の水に浸しておく
 (最低5時間は浸しておくこと)

2. ムング豆を水ごとミキサーにかけ、ペースト状にする

3. (2)のミキサーに*印の材料と米を水ごと加え、米の粒々がかすかに残る程度までミキサーを回す。ここでペーストがトロッとするぐらいに水を足す
 ☆ホットケーキのタネより大分サラサラした感じ

4. 熱したフライパンにオイルを薄くひいて(3)のタネをおたま半分強流し入れ、素早くクレープ上にのばして中火で焼く。小さじ1/2弱のオイルをまわしがける
 ☆お好みで玉ねぎみじん切りやクミンシードをちりばめても ♪

5. 端がパリパリに焼けてきたら裏返し、よく焼けたら、皿に移す



ココナッツとトマト&オニオンのチャトニー、
サンバルを添えて

いただきまっす ♪♪♪

2010/02/24

洞窟でシイタケビール

DSCF0876 

ロワール河沿いをドライブしていると、道沿いの崖の壁面に洞窟がちょこちょこ見られる。
その昔、バイキングの侵略に抵抗した住民が洞窟を穿って中で生活したり教会を作ったりしたんだそうな。

今ではワインセラーとなっているある洞窟を見学させてもらったとき
内部の部屋分けや階段の様子にかつての生活の跡がみられた。
秋口だったと思うが外気より寒く、それでも冬の間は外より暖かく過ごせる
のだとか。

岩質は貴族の屋敷や市庁舎などに重宝されるクリーム色の石灰岩(ライムストーン)で、柔らかく掘りやすそう。
ワインの熟成を助けるという白い菌があちこちに繁殖していた。



現在、洞窟たちのいくつかはワインセラーやホテル、洞窟レストラン、キノコファームとして活躍している。
ナイトクラブまであるらしいが、探せばもっとネタ的なものが見つかるかも、と夢は果てしなく広がる。

+ + +

ロワール地方といえばシュノンソーやアンボワーズなどの
壮麗な古城が有名だが、
カレパンはシャトー巡りよりむしろキノコの洞窟栽培に興味津々である。
カッコイイ古城がそびえたつ町ソーミュール(Saumur)郊外で
通りすがりに洞窟キノコ博物館(Musée du Champignon)を発見(*゚Д゚) ムホムホ!
もちろん喜び勇んで入場れっつごー。

DSCF0865 

数千種類のキノコの標本とデータがあり(ヨーロッパ最大級)、なかなかマニアックである。(きのこに夢中で洞窟内の写真を撮り忘れた...)
食べれるキノコ、食べたら笑いが止まらなくなるキノコ、生食不可のキノコなど、情報も結構実用的。

ここで知ったのだけど、キノコ類って意外にもビタミンB群が豊富である。
今まで単なる低カロリーなカサ増し的存在くらいにしか思ってなかったよ。
私のなかでキノコの地位が大幅に向上 (≧∇≦)b!!

このミュージアム、実は半分ファームになっていて
地下の広大な栽培室で年間12トンのキノコ(主にマッシュルーム類)が栽培されている。
なんとフランス国内総生産量の6割が、この地域で収穫されているのだ。

朝から夕方まで真っ暗な洞窟でキノコと向かい合って働く人たちの
精神状態や色白っぷりに、しばし想像をふくらませるカレパン一行。


さて、見学を終えて洞窟の前の小さなカフェで休憩。

DSCF0867ここでSHIIMAKE(シイマケ)ビールなるものを発見!!
とりあえず注文してみる。

500ccのビールをを3人でお味見。

干しシイタケの戻し汁を思わせるダシがきいたなんとも不思議な濃い味わい。
DSCF0871


そしてキュート(?)なオリジナルグラス。。。
一本飲み終わる頃にはもうみんな、ワライダケにラリったみたいにハイになっていた。
もしやシイタケ以外のキノコも入っていた??

シイマケビールは残念ながらフランス産ではなく、この博物館が提携しているベルギーの研究所が開発したものらしい。
フランスで流通しているのはみたことがない。


最近ベルギーになんとなく行きたい気がするのだが、そろそろ行っとくべきかもしれない。


大きな地図で見る

2010/02/19

家計簿さま

学校に通っているが授業数も少なく
在宅でフリーランスの仕事をしている私には自由な時間が多い

色々わからないことをインターネットで調べるのに
いまや会ったこともない誰か様のブログは
経験に基づく細かいアドバイスまでくれてしまう貴重な情報源

いつも情報を使わせて頂いているお返しの気持ちで
自分のマニアックな体験や知識を役立たせてくれるどこかの誰かのために
この自由時間でブログやってみたいなー

とは常々思っていた

でも何せカレパンは超ド級の三日坊主w

なんちゃって主婦だが、今まで家計管理すら一切したことがなかった


ところが


こんな自分が年明けにゲットしたスーパー家計簿ソフトでつけはじめた家計簿が
1ヶ月半経った今も順調に続いているではないか Σ(゚Д゚;)

家計の把握もばっちりでき
心理的プチ贅沢の余裕が生まれたところで

「この調子ならブログもやれるんじゃね?」
と思ってしまった

なんか間違ってるような不思議なノリだが、つまりそーゆーことである


大層な理由ではなかなか立ち上がらないが、
取るに足らないことでヤル気に火がついてしまう

カレパンは不思議な生態をもつ動物なのだ ( ´・ω・)。。。


===============

ちなみに件の家計簿はこちら→ がまぐち君 V3 mini (フリーウエア)

 ☆ インタフェースがシンプルなので、パパパっと打ち込める
 ☆ 毎日PC開く人ならレシートをため込まないですむ → 継続のカギとみた

 カレパン的三日坊主ちゃんたちは絶対試す価値アリだと思う(タダだし)
 ※必ずデスクトップにショートカット作ってね。

月末間近に家計簿見てニンマリ(´∀`*)ウフフ するのも
それはそれで楽しみじゃーないですか

2010/02/18

チョコレート祭り

Les Chocolats

去年はバレンタインデーの存在自体無視したが

今年は一週間以上前からこっそり(ここがポイント)チョレートケーキの
練習に励む友人の健気さに触発されて
なんとなく作ってみた、トッピングチョコレート各種

塩&ハチミツ入りとココナッツ入りが私の好み
相方はナッツがたくさん入ってるのが好み

毎日少しづつ、大切に食べている

サモサ

सामोसा

サ~モサ~
サモセ~(複数形。笑)

インドを旅行していると、駅のホームや列車内を
熱々のサモサがぎっしり並ぶ大きなお盆を片手に(もしくは頭上に)載せた
サモサ売りが歩き回っている

時々恋しくなって作ってしまうのだが、時間はかかれど
シンプルなサモサはそう難しいものでもない

皮は小麦粉と水(と少量の塩、オイル)をこねるだけ
具は茹でてざっくり潰したジャガイモにマサラ(定番の5種)と
塩、炒め玉ねぎを混ぜるだけ。
ヘルシーにいきたいときは
揚げる代わりにオイルを塗ってオーブンでカリっと焼く

さて
今まで自己流で具を包んでいたけれど
インド人はどうやってるんだろうと思って探してみた

~サモサの正しい(?)包み方~
3分10秒からご覧ください


はは~~~ん
こうやってあの立派な羽根ができるのか、と関心

ちなみにこのビデオ、サンジャイというシェフの
クッキングサイト VahRehVah のものなのだけど
もーサンジャイさんのテンションが毎回おもしろすぎて最高

ヤバいよ、彼。

最近はサンジャイさん見たさに YouTube で Vahchef を検索する私

赤インゲン豆のシチューごはんがけ (ラジマ・チャーワル)

राजमा चावल
ラジマは赤インゲン豆のこと
チャーワルはご飯のこと

つまり、ラジマのシチューはご飯と合わせるのが定番ってこと

クミンとトマト味をたっぷり利かせていただく
ヘルシーで大好きなごはん


**Recipe**
赤インゲン豆のシチュー (ラジマ)
材料(2~3人分)
*クミン(ホール)  小さじ2  
*クミンパウダー  小さじ1
*コリアンダーパウダー  小さじ1
*チリパウダー  小さじ1~2
*ターメリック  小さじ1/2

しょうが(みじん切り)  ひとかけ
玉ねぎ(大きめのみじん切り) 中1個
トマト(フレッシュまたは缶詰) トマト2~3個分
赤インゲン豆(キドニービンズ)水煮缶  1缶

  
作り方
1. フライパンに 大さじ2杯の油を熱し、しょうがと玉ねぎを入れて塩を2振りほど加え、玉ねぎが色づくまで中火で炒める

2. *の材料(スパイス)を加えてなじませ、トマト角切りを加えて(缶詰なら缶汁ごと)トマトを軽くつぶすようにしながら5分炒める 
 ☆ここまでで基本のペーストが完成

3. 水切りした赤インゲン豆水煮を投入し、水3カップと塩小さじ2を加えて蓋をし、10~15分煮て塩胡椒して完成
 ☆味を良く染み込ませるコツは、一旦火を止めて30分以上置き、食べる直前に再加熱で⊂(゚∀゚*)ウマー

固め(パサパサめ)に炊いたご飯にかけて、よく混ぜて食べるのが◎
お好みでレモンをさっと搾るのもよし

この料理を食べるときの私のイチオシのご飯は
クミンシード(小2)と塩(小1)を入れて炊き
炊き上がりにバター大1を混ぜ込んだジーラ・ライス

う~んたまらん

うちのスパイスさんたち

うちで一番活躍しているインドスパイスたち

色や形も紹介したいと思い記念写真を撮ってみた(笑)

**クミン(ホール)**
**Jeera**
大好きなので、いつもたくさん使っている

**コリアンダーパウダー**
**Dhaniya Powder**
地味だけど、インド料理の下地には欠かせない

**チリパウダー**
**Lal Mirch**
辛さは旨みも作り出す♪
グリーンチリは生モノで手に入りにくいので、これ一本で

**クミンパウダー**
**Jeera Powder**
ホールと組み合わせることも

**ターメリック**
**Haldi**
(大量に)買ってきた袋のまま(゚Д゚;)


実はどれもモロッコのスパイスバザールで買ってきたもの。

そのときモロッコ料理用の5Spicesも入手したのだけど
イマイチ使い方がわからず、で
数回タジンに使ったのみ
今度自分のなかでモロッコ料理ブームが再来したときに
じっくり取り組んでみたい。

2010/02/12

インドのスパイス

インドのおかず

大好きなキッチンから

大きな窓から見下ろす古い家々の屋根

その煙突からゆったり立ち昇る煙を眺めつつ
料理していると幸せな気持ちになれる



去年訪れたリシケシュで出会ったヨギニの

「ヨガとは静かな気持ちで内なる己と向き合うこと」

という言葉を思い出す


私にとって料理は割とヨガかもしれない

   ॐ शांति शांति शांति